第三回公園協議会
令和5年11月20日、宍道公民館にて第三回、宍道総合公園公園協議会が開催されました。
前回の第二回公園協議会の開催は令和5年2月でした。
今回の公園協議会で社会実験を2年間延長した方が良いのでは、という意見が出た経緯についてお知らせします。
これまでの簡単な流れ
令和3年11月、宍道総合公園古墳の森で社会実験を開始。宍道サバゲーPARK DANDANプレオープン。
令和4年4月、宍道サバゲーPARK DANDAN正式オープン。
令和4年7月、宍道総合公園公園協議会の発足、第一回会議。
令和4年10月、社会実験開始から1年で延べ参加者数が約3,000名。
令和5年2月、第二回宍道総合公園公園協議会を開催。
令和5年10月、社会実験開始から2年で延べ参加者が約6,600名に。
令和5年11月、第三回宍道総合公園公園協議会を開催。
延長の理由
もっと地域振興に根差した活動を推進するにあたって、更に地元団体や企業、地元の町民の皆様、近隣の地域との連携を強化する
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そのためには宍道総合公園として活動の幅を広げる必要がある。※公園協議会も古墳の森ではなく、「宍道総合公園公園協議会」です
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「瑞風」とまちづくりの会、およびそこに民間企業として属する株式会社CLIPも含め、どのような形で指定管理制度や公園の占用をするのがベストか。
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令和6年3月末終了では、とてもその答えに辿りつけない
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2年間の社会実験で、DANDANのサービスを拡大し、スポーツ競技化の可能性が見いだせたこと
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公園協議会の委員から、社会実験を2年間延長し、より公園の利活用と地域振興の推進のための官民連携の形を検証していくのはどうかという意見が出た
上記が社会実験の2年間延長の簡単な経緯です。
利用者が減って管理と活用に困っていた公園に、民間事業者の力を入れてサバゲーフィールドとして活用を始めた本社会実験。
2年間で延べ約6,600人が参加費を払って利用されたという実績は残せました。
※付き添いや見学を含まない
しかしながら新型コロナウイルス蔓延の真っただ中に社会実験を開始し、令和5年の5月にようやく5類へ変更、通常の状態で社会実験が行なえているものなのか?という意見もありました。
ちなみに、あまり知られていないことですが、島根県では令和11年までに公園の利活用の検討について、地域住民も参加する形で公園協議会を20協議会立ち上げることを目標としています。
宍道サバゲーPARK DANDANがある、宍道総合公園公園協議会は実はこの島根県で第一号の公園協議会です。
サバゲーを運営する株式会社CLIPは、宍道の地域振興団体である「瑞風」とまちづくりの会に参加する形で、今回の社会実験がスタートしています。
言い訳のように聞こえるかもしれませんが、初めてのことづくめで、公園に関わる法律や行政と地域の連携を模索して今に至っています。
公園協議会として、社会実験として官民連携での地域振興のいい形がようやく見えてきたところだと、運営側としても感じています。
正直なところ、今回の社会実験が令和6年3月末に終了しても、サバゲーで人が来ることが分かった、という程度で終わってしまいます。
2年間の延長は大変ありがたい提案であると共に、これからは更に具体的に
- 地域振興への効果
- 先進的な事例として他の公園や地域にも活かせる
- 民間事業者も持続的に経営ができる
これらを実証していかなければなりません。
宍道サバゲーPARK DANDANを運営する株式会社CLIPとして、より一層成長と地域との連携を推進していく決意を固めました。
これからの展望
宍道町との連携
宍道町の体育館や武道館を管理されている「NPO法人しんじ湖スポーツクラブ」さんと連携を図っていきます。
しんじ湖スポーツクラブさんは、それこそ宍道サバゲーPARK DANDANがある古墳の森を含めた宍道総合公園の指定管理者です。
NPO法人しんじ湖スポーツクラブさんの情報はこちら(タップで外部ページへ)
サバゲーフィールドの経営として課題となっている、雨天時の営業がこの2年間ついて回りました。
今までも企業レクリエーションや子ども会、児童クラブの貸切などもありましたが、これからはスポーツチームや学校関連の施設などにもさらに提案を拡大していきます。
小さなお子さんや、BB弾で撃つ、撃たれるのが少し抵抗がある方々向けに、赤外線で遊べるおもちゃも用いてより安心して遊んでいただけるようにメニュー開発を進めていきます。
その際に雨天でも開催ができるよう、しんじ湖スポーツクラブさんが管理されている屋内施設とタイムリーなやり取りができればと考えています。
他には社会実験期間に古墳の森で地元のお祭りを開催したり、宍道公民館で射的の出店をしたり、様々な催しも行いました。
(一財)宍道湖西岸森と自然財団 ふるさと森林公園との宿泊パッケージや、近隣の飲食、温泉、サウナ施設とも連携を開始しています。
松江水郷祭や宍道湖岸で行われるイベント、ミズベリングでの水鉄砲サバゲー、松江土曜夜市への出店も実現しました。
社会実験延長後はこれらの連携をさらに強化していきます。
サバゲーをスポーツ化
代表の川上は20年余りのサバゲー歴を活かして、県外のサバゲー関係者との繋がりを持っています。
その繋がりから、台湾にあるトイガンメーカー「G&G ARMAMENT」が開催するCQBシューティングワールドカップに視察として招待されました。
実はその間にG&G ARMAMENTの正規輸入代理店である、株式会社ホワイトハウス様と川上が繋がっていたことによって実現したものです。
そしてこのたび、このシューティングでの大会を日本で行えないか?という展望に宍道サバゲーPARK DANDANが候補に入ったのです。
目指すは世界大会の開催ですが、まず日本の予選や日本独自での大会が開催できないか、など模索しているところです。
実はこうなったのも、公園協議会で
「サバゲーや、ソフトで子どもが楽しめるは分かったが、必ず人がBB弾を撃ち合わなければならないのか?」
というご意見をいただいたこともきっかけになりました。
サバゲーは変わらず楽しい時間を提供するエンターテインメント要素で続け、更に磨きをかけていきます。
それと同時に、もっと参加者層を増やすために、撃ち合いのサバゲーだけではなくシューティング(的撃ち)としてスポーツ化を目指して活動をしていきます。
世界から人を呼び込むシューティング大会の誘致や、開催を目標に持ち、株式会社ホワイトハウス様や地域と連携して実現に向けた具体的な検討を、延長後の2年間で行います。
お問い合わせ
宍道総合公園古墳の森 社会実験について
松江市役所 都市整備部 公園緑地課
※タップで電話が掛けられます
FAX:0852-55-5676
社会実験自体についての松江市のホームページはこちら(タップで外部ページへ)
宍道サバゲーPARK DANDANの利用、貸切について
宍道サバゲーPARK DANDAN
080-9094-9900
(担当:川上・真山)
運営会社 株式会社CLIP
0852-78-2627
(担当:加瀬)
※タップで電話が掛けられます